最も伝えたい大事なことがあります。
SEO会社 × 依頼企業』との不毛な争いに終止符を打つ
です。
SEO会社へのSEO対策の委託論争として1つ言えることは、
『SEO会社に落ち度があるケース』と『依頼してくるクライアントに落ち度があるケース』どちらもあるってことなんですね。
契約前であれば、双方ストレスにならないじゃないですか(笑)
SEO会社にとっても、無理やり契約して揉めることもありません。
SEO対策を委託しようと思っている企業にとっても、不安を少しでも解消できますので。
ちなみに大まかな良くある双方の失敗パターンは下記です。
- SEO会社の営業がSEOをそもそも理解していない
- SEO会社内の営業と技術者の言っていることが違う
- SEO会社が依頼企業に課題点を伝えられない
(もしくは説明が下手) - SEO会社の技術者のレベルが低く向上心がない
- SEO会社が新しい情報を取り入れず古い成功パターンでやっている
- お互いに予測不能なシミュレーションを欲する(出したがる)
- 依頼する企業がWebサイトの方針とか含めて、未来をSEO会社に任せる(ぶん投げる)
- 依頼する企業がSEO対策をすればCVが必ず上がると思っている
- 依頼する企業の担当者が上層部を上手く説得(説明)できない
- 依頼する企業の担当者がそもそもやる気がない
- 依頼する企業がSEOに夢を見すぎている
SEO会社が悪いケースも往々にしてあります。
私個人としても、SEO対策を依頼する企業側になったと想像した時に、こうしておけば失敗のリスクを少しでも解消できるんじゃないかな〜と思っていることが多々あります。
事前にこういった企業が危ない!という項目毎に紹介するので、もし当てはまる可能性があるのなら検討しないほうが吉かもしれません。
おそらくどんなSEO会社に依頼しても上手くいかないでしょう。
ちなみに先に言っておきますが、『SEO会社に落ち度があるケース』と『依頼する企業に落ち度があるケース』のワースト1の肌感はそれぞれ下記です。
※あくまで肌感
- SEO会社に落ち度があるケース・・・嘘ついたり言ったこと守らない
- 依頼する企業に落ち度があるケース・・・理不尽な都合による期間内解約の強行
1.SEO対策を委託する企業に落ち度があるケース
じゃ、実際にどんな企業がSEO対策の外注に失敗するのか見ていきましょうか。
1.SEO対策をすればCVが必ず上がると思っている
必ずと言って良いほど、契約解除となる判断材料の1つ、CVですね。
おそらくSEO対策を外注する前のお気持ちはこうでしょう。
はい。
その理屈は間違っていないです。でも但し書きがつきます。
流入キーワード毎のアクセスがそのまま増えればね。
アクセスの中身(内訳)の問題なのです。
Webサイトへのアクセスは色んな背景を持ったユーザーが訪れます。
ビックキーワードでの流入を増やせばアクセスは自ずと増えるでしょうし、結果として人の目に触れることも多くなります。
しかしながら、ビックキーワードはアクセスを稼げる一方でCVから遠くなりがちにもなるキーワードです。
そのため、ビックキーワードが倍増すればCVも比例して多くなるかと言えば、雲行きが怪しくなります。
確かにCV数は増えることが多いですが、数学みたいに「●倍のアクセスだから●倍のCVになる」とかそういう甘い世界じゃありません。
むしろCVに近いキーワードは、基本的にテールワードに寄りがちなのでアクセス数の増加率だけでCV数増加を計算すると目論見が外れることが多いので、危険信号です。
あなたの会社がSEO対策を外注に委託する本来の目的と、手法と可能性はSEO会社と相談して決めたほうが良いですよ。
- SEO対策でCVがアクセス数増に伴い、CVが2次関数的に増えると計算しない
- 狙うキーワード、流入キーワードによってはCVが全く増えないこともあり得る
- CVを取れるキーワードを一緒に考えたり打開策を見出す
ちなみにアクセスだけが増えてCVが一向に増えないケースは、流入させるキーワードが間違っているか、サイト内の導線やキラーコンテンツページが弱いことが原因として挙げられます。
2.SEO会社導入の目的と目標を上層部と話し合えていない
SEO会社の中の人からすると、けっこうトラブルになることが多い事案です。
特に、Webサイトの目的が「資料請求」や「問い合わせ」だった場合に起きる事象ですね。
SEO会社の担当(A)と、委託している企業のWeb担当者(B)との間では、「資料請求」や「問い合わせ」の数をKPIとして設定することが多いと思います。
ただし、「資料請求」や「問い合わせ」の先には委託している企業の営業マンが最終的に顧客化するまでのプロセスがうやむやになっていることがあります。
仮に、そのうやむやな内容の擦り合わせをせずに双方でSEO対策を進めている途中に、急にBさんの上司や経営者層からツッコミが入るんですね。
成果が出ないんだったら、契約期間内だか知らないが解約しろ!!
Webに携わっていたり、普通の感覚を持っている人からすると、「は?」って感じがする瞬間のスタートです。
仮にWebサイトのCVが増えていても、委託している企業にとっては『まだ見込み客』なわけなので、本来の『CV(申し込み)』ではありません。
[ptimeline color=”yellow”]
[ti label=”STEP1″ title=”まず流入数”]アクセスが30%増えました[/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”CV増”]CVが20%増えました[/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”リアル営業のスタート”]受注率が50%から40%に下落
※営業マンが案件を捌き切れない等[/ti]
[ti label=”STEP4″ title=”結果は?”]20%増 × 40% = (本来の)CVは8%増[/ti]
[ti label=”STEP5″ title=”費用対効果は?”]その増えた8%増の受注が委託費用と比べてどうなの?って話[/ti]
[/ptimeline]
Webにこれから力を入れようと思っているんです〜という古い体質をもった中小企業に良く見られる傾向ですね。
普段、話に絡んでこない上司や経営者層は数字でしか見ないことが殆どです。
「1.SEO対策をすればCVが必ず上がると思っている」でも触れましたが、Web担当者とその上司や経営者層との間で、SEO対策導入の目的や意思疎通ができていないのであれば、黄色信号です。
さらに言えば、両社で決めたKPIをBさんが所属している会社の経営層に伝えていない(Aさんには伝えたと嘘をつく)場合が、もっとヤバイです。
契約期間内だった場合でも成果が出ないんだから解約しろと委託している企業は言いますが、SEO会社からすると
『そんな話は(逆に)聞いてないですよ。
どんな状況であれ契約は契約なので、契約期間内の費用は払ってください』
となります。
SEO会社目線で言うと、「地雷クライアント」扱いされます。
もしかしたらSEO会社の中には、CVが上がらなかったら費用はいただきません!みたいな契約を用意しているところもあるかもしれませんが、(少なくとも)私は聞いたことがありません。
- 顔合わせのタイミングで上司や経営者層を同席させ認識を合わせる
- 社内会議で進捗と目的を常に共有する
- 見込み客から本当のCVまでのオフライン営業の受注率をSEO会社に共有&相談する
3.依頼する企業の担当者がそもそもやる気がない
意外に「あるある」な話。
Web担当でもある人が、SEO会社と打ち合わせをしたり折衝したりすることも多いです。
ただし、依頼する企業の担当者のやる気というか前向き感ではない感がビンビンに出ているケースがあります。
成果に対しても何も言わないし、こちらから確認事項や質問事項を投げかけても『あ〜・・・いや、それは別に良いです。上にも言っておきます』レベルで終了しちゃうやつ。
そんな対応なので最終的に成果が見出せず上司から『成果出てないじゃん』
↓
『上司がそういっているので解約で。』の負の連鎖が始まります。
いやね、成果を出せていないのはSEO会社側にも十分問題あるんだけど、依頼する側のいち担当者としてもけっこうおかしい場合も。
- Web担当者に都度報告させる
- SEO会社との打ち合わせに必ず上司が参加し状況を把握する
4.依頼する企業内の意見や方針がころころ変わる
このトラブル事案は、別のSEO会社に依頼する企業とかの問題ではなく、どこの企業でも起こり得ている話ですね。
Aの方向性でお願いします。
承知しました。
Aだけだと怖いので、Bの可能性も考えて対応しますね!
あ、Cのパターンや考え方もありますがどうでしょうか?
あ、いえBもCもいらないです。
工数無駄なので、Aだけで良いです。
う〜ん。
本当にそうでしょうか?
Cは置いておいてもBの可能性やキーワードの調整、サイトの方向性も検討したほうが良いと思いますけど。。。
良いんですよ!(キレ気味で)
もうAだけで良いんです。あと、Cはする予定は毛頭ないので。
わ、わかりました。
一応議事録にもその旨記載して共有しますね。
はい、ありがとうございます!
↓
↓ Aの施策に向けてサイトを修正し、時は経ち。
↓
以前、話したAはやってますが、Cはなんでやらないのですか?
SEO会社の提案としてCを進めないのはなんでですか?
以前の議事録にもあるように、Cは御社希望で対策しないという着地になりました。
A・B・Cを打診しましたが、Aをまず行いますがCは行わないというご希望だったので。
言ってません。
(えーーーーーーー!?)
議事録の内容が間違っていると言うことでしょうか?
そうです。
今後はCもやってください。
わ、わかりました。
今後は、AとCもやるということで良いですね?
お願いします。
Bも一応やっておいてください。
なので、A・B・C全部対応するような感じでお願いします。
承知しました。
それは、こちらとしても理想の進め方なので嬉しいです。
↓
↓ 議事録を共有し、A・B・Cの施策に向けてサイトを修正。
↓
あの、この前Cはやらないって言ったじゃないですか!
なんで、AとBだけでなくCもやってるんですか?
(えーーーーーーー!?笑)
共有している議事録の時系列を確認していただけますでしょうか?
施策の内容も守れないのなら、信用できないので解約したいです。
期間内解約だろうが、お互いに了承を得ている内容を進められないのなら解約します。
(えーーーーーーー!?笑 話が通じない・・・)
契約上、期間内解約はできません。
契約不履行なので、お金は払いません。
↓
以下、よくあるSEO会社とのトラブルでもある「払わない」「契約書に従って払ってください」論に繋がります。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
だいぶ内容は端折りましたが、依頼する企業側のリテラシーや確認がままならないとこういったトラブルは起こりやすいです。
後述しますが、これとは真逆でSEO会社側が本当に施策をやっていない(やれていない)ケースもよくあります。
※というか割合としては、そっちのが多め?
5.提供する自社サービスが需要と供給にマッチしていない(もしくは伝えきれないない)
けっこう見受けられがちなこのパターン。
CVに至るまでのプロセスとしては、下記があります。
[ptimeline color=”yellow”]
[ti label=”STEP1″ title=”認知”]検索結果で知ってもらう[/ti]
[ti label=”STEP2″ title=”比較”]競合他社とのサービス品質の違いをユーザーが比較[/ti]
[ti label=”STEP3″ title=”検討”]比較したサービスの中から最終的に2枠に絞る[/ti]
[ti label=”STEP4″ title=”購入”]購入したいサービスを申し込む[/ti]
[/ptimeline]
この中で、一番重要なのは何でしょうか?
それは、『購入する決め手』となる決定的なサービス・モノです。
言葉を変えましょう。
貴方が何かサービス・モノを購入した時の判断するきっかけって何ですか?
※商材問わず
答えは、そこにあるのですが、企業内に入ると自社サービスのウリとか決定的な魅力が分からなくなる人が続出します。
何ででしょうか・・・。
自社サービス・モノのウリや魅力を自社内でも理解できていないのに、(悪質な会社が多い)SEO会社に依頼することが根本的に間違っている気がするんです。
そういった『そもそもWebでの展開どうすべき?』を解決したい場合は、SEO会社ではなくWebコンサル会社に依頼したほうが解決しますよ。
そんな場合は、簡単に改善できることもあるので試してください。
Webサイトの情報やテキスト”のみ”で、貴方の会社の営業マンに喋らせる
もし営業マンが喋れなかったり、別の資料をすぐ出そうと思うのなら、その情報をまずWebサイトに反映させましょう。
Webサイトの情報と営業マンが持っていく資料に、決定的な伝え漏れしているデータや資料はありませんか?
Web担当者として仕事をしている人は、耳にタコかもしれませんが、Webサイトは365日働く営業マンと言うでしょう?
ただし、実際に問い合わせや申し込みが来たら、Webサイトとは別の、しかも初歩的な説明資料を持参することないですか?
実際の営業マンが営業するときに使う武器(資料やデータ)をWebサイトに装備(掲載)しないのに、どうやって問い合わせや申し込みが増えると思っているのか疑問に思う節すらあります。
簡単な資料やデータをWebサイトに掲載していないから、『CVとは程遠い質の低い問い合わせが来ても困る』なんていう発言が出るんです。
問い合わせや申し込みをする相手も暇ではないので、面倒なやり取りの工数なんて省きましょう。
- 質の高めのCVを上げるためには、営業マンにWebサイトを説明させる
- 営業マンが持っていく資料やデータとWebサイトと大きな差異がないか確認する
双方に問題があるケース
SEO対策を依頼する企業とSEO会社のどちらも良くないなぁ〜と思うケースは、
シミュレーションを求める(出す)ことです。
シミュレーション出してもらわないと上を説得できない!
向こう半年間の順位やアクセスのシミュレーションを出します!
個人的には、3:7=依頼企業:SEO会社の割合で悪いと思ってます。
理由は、簡単。
Googleのアップデートで振り回されるんだから、シミュレーションなんて意味ない!
SEO対策がどういうものかを知らない(依頼しようとしている)企業にとっては、シミュレーションがないと経営陣を説得させる材料とならないですよね。
だから、SEO会社の営業マンが「シミュレーションしても無駄です」ということをキチンと説明しなきゃいけないと思うんですよね。
そうじゃないと、契約後に
シミュレーションと違うじゃないか!
どうなってるんだ!!
となります。
流動的なんです。
なんだったら、地震っていつ起こるか予測できますか?
それがGoogleのアップデートです。
ということをSEO対策をあまり良く分からずに依頼しようとしている企業のみなさま、ぜひともご理解いただきたい。
予測値(もはや希望的観測値)が、大きくズレたら下方(上方)修正すれば良いことなんだけど、契約当初にそういった変更があるということをSEO会社も説明しないとダメ。
SEO会社に落ち度があるケース
SEO会社と契約する前に、依頼する企業が知っておいてほしい内容がここにあると思っています。
事前に、こういった問題がないかを契約前に確認することをオススメしています。
1.SEO会社の営業がSEOをそもそも理解していない
この代表例が、営業がSEOを理解していないケース。
SEO会社の営業マンのなかで、実務であるSEO技術やキーワードのロジック、Webマーケティングのあり方とか知っている人は少ない印象です。
個人的には、どんな業界であれ何か外注したり取引をする決め手のなるのって、(サービスももちろんあるけど)『営業マンを「人」として「信頼」してくれたから』だと思っています。
ただ、ことSEO会社の営業マンはタチが悪くそれを反故にするかのような失礼な対応をすることがあります
これは今所属している会社でも競合であっても営業マンきっかけだと大体同じ。
ほかにもSEOの技術者からすると、
まずリニューアルから始めた方が早いよ!
みたいなしょぼいサイト(←失礼)をSEO会社の営業マンはぽんぽんと契約してきます。
だいたい、地方企業に多いですかね。
首都圏近郊や主要都市近郊の企業は、いろんな企業合戦に揉まれてWebリテラシーが高くなるので、営業の提案がレベル低いとそこでフィルターがかかるのでまだ良いんです。
ただし、問題は営業をかけられないような地方エリアにいる企業の方々ですね。
免疫もないので、SEO会社の提案を受ければ利益が簡単に拡大すると勘違いしています。
昨今のSEO対策の難しさを痛感している人なら分かるかと思いますが、2ヶ月後にいきなり順位が2倍になったりすることほぼほぼありません。
わざわざお金をかけても数字上の反映がすぐ現れにくいSEO対策を依頼しなくても良くないか?
とSEO会社にいる者としては思えない意見を言いたいのです。
(バレたら消されますね、私)
SEO対策なんてのは、Webマーケティングの一部分にしか過ぎないのだから、わざわざ施策に対する効果検証が読みにくいSEO対策を真っ先にやることもないんですよ。
令和の時代に、SNSやyoutube、PPC(リスティング広告)といった攻め方もやらずに、SEO一辺倒というのが危険信号なのに。
ましてや『順位あげて、アクセスが上がれば売上も増えますよ!』的な中身の薄い、安易なホラ吹き営業マンがいる会社への依頼は、そっこう遮断すべきですね。
- ホラ吹き営業マンかどうか見極める
- その提案はその後、担当する技術者の許可や社内共有を受けているかを質問する
- SEO以外のアドバイスまでもしてくれるのかどうか
2.営業が言った(提出した)資料と契約後のサービス内容に乖離がある
内容が続いちゃうので、ちょっと区切りました。
ホラ吹き営業マンが勝手なことを言ってしまって契約しちゃうものだから、Webでの攻め方を含めて本質を捉えきれていないことから起こる、SEO会社内の営業マンと技術者の見解が異なることがあります。
時には、180度違うことがあります。
だって、SEOの技術的な見解やサイトの構造(どんなCMSで組まれているのか、修正できる・できないの有無など)を知らないのだから。
なぜ、そんなことになるのか。
それは、
営業は取ったあと知らんぷりするから
です。
契約を受注したあとのSEO会社の営業は、基本的にはノータッチであるSEO会社がほとんどです。
施策や成果に対する、賞賛・罵倒は技術者が請け負うケースが通例です。
そのため、SEO会社の営業は契約後にどうなろうが知ったこっちゃないのです。
場合によっては会社ぐるみでそういった体制を取っているところもあるようですが、企業名はさすに言えません・・・。
過去にSEO会社と揉めたことがある方は、こういったことに当てはまっていませんか?
- 担当する技術者の認識としても正しいのかを確認するために最終契約前に、同席してもらう
- どういった進め方をするのかを契約時にスケジュールとして出してもらう
ちなみに、めちゃくちゃ酷いSEO会社だと
とか
とか言ってくるそうですし、なんだったらSEO会社の営業マンが提出した営業資料が勝手に出されたと、あとで発覚するなんてこともあったり?
恐ろしや。。。
同業ではありますが、そういう不思議な体制を取っているSEO会社の人と会っていたい。
どういう意図でそういうことしているのか(笑)
3.SEO会社が新しい情報を取り入れず古い成功パターンでやっている
全てのSEO会社というわけではないですが、セミナーやブログでの情報発信をしていなかったり、何かのツールを販売していない会社に多く当てはまります。
セミナーを開いていてれば、否応にも質疑応答が起こりますし、何かのSEOツールを販売でもしていれば、直近の検索結果・アルゴリズムに少なくとも意識した対策を講じているからです。
過去の成功パターンで言えば、『被リンクサイト作りましょう!』や『順位が1ページ目に入るまで費用がかからない成果報酬型です!』と一辺倒に言ってくるSEO会社も要注意です。
SEO会社を活用しての被リンクサイト活用はNGとGoogleは言っていますし、成果報酬型のサービスなんて何をやっているか不透明過ぎで怖いです。
- 自社でSEOツールを販売しているかどうかを確認する
- SEOツールを販売していなくても、セミナーを開催したり情報発信をしているかどうかを確認する
4.SEO会社の技術者のレベルが低い
技術の『質』というものは、受け取り側の問題もあるので、『こうなっていたら質が高く、こうなっていたら質が悪い』と断定できるものじゃありません。
ただ、言えることはサイトの構造(どういったCMSで作り込まれているか等)を知ろうとしない(というか理解できない)レベルで、
とか
といったことを平気で言ってくる担当者がいます。
最初の提案として悪いわけではないのですが、『現状どういったシステムで構築されているのか』を知った上で提案くらいはして欲しいなっていうことなんです。
わかってますよ?
サイトの構築に使用しているフレームワーク次第では、SEO会社の提案をサイトに反映することはできないことも出てきます。
ただ、そういったデメリットを考えながら、サイトの修正や反映を考えられる技術者がSEO会社に何人いるのでしょうか?ということを言いたいんです。
あとは何でしょうね。
というような提案をずーっと行なっているSEO会社とか。
察しの良いひとや、すでに熟練されたSEO知見がある人なら、こう思うはずです。
あと、文字をベースに判断してたら、本質見失わない?
うん、まさにその通りなんですよね。
大事なことは、『検索意図に合わせたページがあるかないか』なので『コンテンツが重要だからページを増やすわけでもない』し、『●●とは?ページだったとしたら、300文字程度の語句説明ページでも良い』んですよ。
こういうことを言うと、
という感想をもたれる人を貴方も思われたかもしれませんけど、Googleがそう言っているんだから検索意図を把握するしかないでしょ!笑
Googleという検索エンジンを活用するのであれば、Googleが右って言ったら右、左って言ったら左なんです。
4.何をやってるか施策が不明&連絡が遅い&説明が下手
SEO会社とトラブルになる企業のよくある原因の1つです。
- 連絡が遅い・・・1人で数十社担当していて回っていない
- 説明が下手・・・おそらく新人を担当にされている
- 何をやっているか施策が不明・・・SEO会社が特に何もしていない
- 全て該当・・・末期
「1」はけっこうヤバイSEO会社の一例です。
単純に1人で何十社も持っているので、連絡が遅くなりますしWebサイトの状況も把握していないでしょう。
仮に15社担当していたとしましょう。
- 1人で15社を担当している
- Webサイトの分析・解析・打開策の検討時間
- 上記に基づく資料作成やデータ集め
- 訪問もしくはWeb会議の時間(そういう契約であれば)
- その他、メールやチャットといったツール内での質疑応答の時間
▼単純計算
20営業日 × 8時間(1日あたり) ÷ 15社 = 10.6時間
これら含めて、1社あたりに10.6時間しか割くことができません。
誤解があるといけないですが、あくまで1人で対応するという体制だった場合は10.6時間程度しかないとうことです。
担当する人が複数人いれば、そのぶん対応してもらえる総時間は増えます。
- 1人で担当:10.6時間
- 2人で担当:21.2時間
- 3人で担当:31.8時間
- 4人で担当:42.4時間
- 5人で担当:53時間
普通のSEO会社での契約だと1~2人が多いみたいです。
3人以上で対応することって超巨大企業や有名企業じゃない限り見受けられません。
営業トークとして、●人で対応します!と言ってきても本当にその人数で対応しているかどうかは真偽不明です。
こちらもそういった想定で対応したいと思いますので。
と、契約前にさらっと聞いてみましょう。
・10社以下だと、少なくとも時間は割いてくれそう。
・11社以上15社以内だと、まぁギリギリな範囲
・16社以上だと、危険信号
っていう感じですかね。
もちろん契約しているSEO会社の費用形態、対応する人数含めてサービスの範囲を知った上で事前に質問すると良いですよ!
ちなみに、SEO業界とは少し異なりますが、小規模・個人コンサルティング会社の費用相場だと1時間あたり2万円~5万円だそうです。
経営課題を1つのプロジェクトとしてみなしコンサルタントが作業を進める形態のことを指します。この場合、時間単価×作業時間で決まることが多いです。費用相場は以下の通りです。
▼プロジェクト例と相場感
「人事評価制度の見直しと再構築」プロジェクト期間6ヶ月、担当コンサルタント1名
月々の費用は7万円~15万円ほど。合計で42万円~90万円
「2」の新人が担当になってしまい、説明が良くわからないケースは当て馬にされたと判断するしかありません。
上司が一緒になって担当してくれるSEO会社もあるようですが、次第に来なくなったり(笑)
新人なので不安ですが、ベテランよりも意外と融通が効いたり頑張ってくれるので、必ずマイナス要素ということではありません。
「3」のSEO会社が何もやっていない、という事案は本当にどうすることもできないです。
概ね成果報酬形態を取っているSEO会社に当てまります。
アルゴリズムで上がったら請求できぜ、ラッキー♪くらいにしかSEO会社は思ってません。
まとめ
契約する前に熟読して欲しい、SEO会社と実際に揉めるトラブル集でした。
身バレを防ぐため、営業妨害になることを避けるためにボカしている点がありますが、実際にトラブルにあった企業の人から相談を受けた実話です。
SEO会社側も、SEO対策を依頼する企業のどちらにも落ち度があるポイントがありますけど、本当にこういったトラブルなくなってほしいですなぁ。
良くある質問を一例でまとめ
全てのSEO会社が悪いわけではないので、答えられません。SEO会社が本当に悪いケースと、依頼する企業側に落ち度があるケースの両方あります。
施策が不透明な場合は、何もやっていないから教えてくれないのだと思います。連絡が遅い場合は、担当する人が何十社も担当して回っていないか、新人を当てられている可能性があります。
各SEO会社の各サービスによりけりですが、必ずCVが上がるとは言えません。ましてや場合によってはCVが下がることも多いにあります。
ぶん投げはやめましょう。きっと失敗します。